カテゴリ別/福岡のホームページ製作:トロッコのブログ
前回のつづきです。
およそ10年ぶりの自転車。
記憶の中の疾走感を取り戻すため、
初めてのチェーンリング交換も終え、
いよいよ実走です。
お。
お。
おお。
確かに違う。
ペダルの一踏み一踏みにぐんと歯ごたえ?のある感じ。
いいですねえ。
ママチャリチェーンリングでは
ちょっとした下り坂でも
すぐに回りきってしまっていたのに、
ある程度のスピードまでちゃんと回せます。
カスタム大成功!!
と喜んでいたものの、
しばらくしてそれにも慣れてくる頃には
新たな不満。
確かにツルシの状態よりは踏み応えはあるものの、
ちょっとペダルを回すのをやめると途端に落ちるスピード。
このストレスはなかなかのものです。
小径車ということでタイヤが小さい分、
構造上、仕方のないことなのかしら。
なんてなことは、当時はちゃんと理解できていないものの、
聞きかじりの知識では、おそらくそういうことだろう、と。
そして。
10代最後の頃に乗っていた自転車は、
確かアルミフレームだった・・・。
と、いうことでアルミの自転車を探し始めます。
昨今ではドロップハンドルの自転車も当たり前に走っていますが、
まだその頃はフラットバーやライザーバーが主流。
というよりも、
およそ10代の頃を90年代とともに過ごした身としては、
ドロップ=ダサい
フラット・ライザー=かっこいい
という刷り込みが無意識にあり、
マウンテンバイク・クロスバイクあたりに方向を定めます。
で、ヤフオクにて中古のマウンテンバイクを購入。
すでに自転車カスタムの知識は
耳ドシマになり始めていますから、
同時に細めのタイヤ、シフター、ブレーキシューやワイヤー類など
交換必須の消耗系パーツも新たに購入し、
バシッと街乗り車に仕上げる気満々。
宅急便で届いた中古のマウンテンバイクの
予想以上のほこりっぷりに若干引きつつも、
まずはフレームだけの丸裸の状態へ。
それまで、
何度かモンキーやダックスなんかの50CCバイクは
ばらして組んだこともあり、
それに比べれば自転車なんて、と安易に作業。
くたびれて、削れて、元々趣味でなかった塗装も
今では何色だったかすら覚えていませんが、
すべて剥離。剥離。剥離。
まっさらのアルミ地にしておいてから
研磨剤でポリッシュ。
走りもさることながら、見た目も大切。
このときのプランでは、
磨いたアルミ地に
クリア塗装のみのロウフィニッシュ。
まあ、下地塗装に色付け、クリア塗装と
三段階の塗装をするよりも
安上がりだろうという、
卑しい計算がそもそもなのですが、
我ながらナイスアイデアと自己満足。
磨いたアルミには塗装が乗りにくいために
定着材が必要、なんてなことも下調べ済み。
ちょっとリッチにウレタンクリア塗料と定着材も購入。
磨き終えたアルミフレームにクリア塗装、という段で、
はた、と気づいてしまいました。
磨く→定着材塗装→クリア塗装
下地塗装→色塗装→クリア塗装
磨く手間を考えたら、
素直に塗装した方が楽じゃなかったのか、と・・・。
愕然、というには大げさながら、
自分のバカさ加減に落ち込んだ気持ちを何とか立て直し、
ようやくクリア塗装も終了。
素人仕事ながら悪くはないね。
なんて独り悦に入りながら
なんとかかんとかパーツの組み付けも終了。
さて、いよいよ実走です。
・・・そうです。
今回もホームページの製作の話は特にナシです。
そしてまだまだ続きます。
およそ10年ぶりの自転車。
記憶の中の疾走感を取り戻すため、
初めてのチェーンリング交換も終え、
いよいよ実走です。
お。
お。
おお。
確かに違う。
ペダルの一踏み一踏みにぐんと歯ごたえ?のある感じ。
いいですねえ。
ママチャリチェーンリングでは
ちょっとした下り坂でも
すぐに回りきってしまっていたのに、
ある程度のスピードまでちゃんと回せます。
カスタム大成功!!
と喜んでいたものの、
しばらくしてそれにも慣れてくる頃には
新たな不満。
確かにツルシの状態よりは踏み応えはあるものの、
ちょっとペダルを回すのをやめると途端に落ちるスピード。
このストレスはなかなかのものです。
小径車ということでタイヤが小さい分、
構造上、仕方のないことなのかしら。
なんてなことは、当時はちゃんと理解できていないものの、
聞きかじりの知識では、おそらくそういうことだろう、と。
そして。
10代最後の頃に乗っていた自転車は、
確かアルミフレームだった・・・。
と、いうことでアルミの自転車を探し始めます。
昨今ではドロップハンドルの自転車も当たり前に走っていますが、
まだその頃はフラットバーやライザーバーが主流。
というよりも、
およそ10代の頃を90年代とともに過ごした身としては、
ドロップ=ダサい
フラット・ライザー=かっこいい
という刷り込みが無意識にあり、
マウンテンバイク・クロスバイクあたりに方向を定めます。
で、ヤフオクにて中古のマウンテンバイクを購入。
すでに自転車カスタムの知識は
耳ドシマになり始めていますから、
同時に細めのタイヤ、シフター、ブレーキシューやワイヤー類など
交換必須の消耗系パーツも新たに購入し、
バシッと街乗り車に仕上げる気満々。
宅急便で届いた中古のマウンテンバイクの
予想以上のほこりっぷりに若干引きつつも、
まずはフレームだけの丸裸の状態へ。
それまで、
何度かモンキーやダックスなんかの50CCバイクは
ばらして組んだこともあり、
それに比べれば自転車なんて、と安易に作業。
くたびれて、削れて、元々趣味でなかった塗装も
今では何色だったかすら覚えていませんが、
すべて剥離。剥離。剥離。
まっさらのアルミ地にしておいてから
研磨剤でポリッシュ。
走りもさることながら、見た目も大切。
このときのプランでは、
磨いたアルミ地に
クリア塗装のみのロウフィニッシュ。
まあ、下地塗装に色付け、クリア塗装と
三段階の塗装をするよりも
安上がりだろうという、
卑しい計算がそもそもなのですが、
我ながらナイスアイデアと自己満足。
磨いたアルミには塗装が乗りにくいために
定着材が必要、なんてなことも下調べ済み。
ちょっとリッチにウレタンクリア塗料と定着材も購入。
磨き終えたアルミフレームにクリア塗装、という段で、
はた、と気づいてしまいました。
磨く→定着材塗装→クリア塗装
下地塗装→色塗装→クリア塗装
磨く手間を考えたら、
素直に塗装した方が楽じゃなかったのか、と・・・。
愕然、というには大げさながら、
自分のバカさ加減に落ち込んだ気持ちを何とか立て直し、
ようやくクリア塗装も終了。
素人仕事ながら悪くはないね。
なんて独り悦に入りながら
なんとかかんとかパーツの組み付けも終了。
さて、いよいよ実走です。
・・・そうです。
今回もホームページの製作の話は特にナシです。
そしてまだまだ続きます。
今回もホームページ製作とは関係のないお話。
前回、趣味についてちょこっと書きましたが、
例えば僕の趣味のひとつに自転車。
元々2輪の不安定な乗り物は大好きなのですが、
10代半ばあたりから
ガゼン、エンジンのついた2輪に
興味のウエイトは移っていたものの、
30代に入ったあたりから
エンジンのついていない2輪に
再び熱を上げていったわけです。
と、いうのも、
20代後半の頃に、
ある日突然自転車に乗ろう!と思い立ち
安めの折りたたみ自転車を購入しました。
ほとんど10年近く自転車乗りとしてはブランクがあり、
巷には1〜2万円で買える自転車がごろごろ。
へえ〜
安くなったねえ〜
なんて、その時はあまり深くは考えず、
デフレですかねえ。
なんてな感じでした。
が、乗ってみてすぐに、真逆の方向で驚くことになります。
と、いうのも、
漕いでも漕いでも進まない・・・。
記憶の中の疾走感。
どれだけ漕いでも味わう事ができないのです。
体力の衰え。
記憶の美化。
バイクのエンジンの加速感を知ってしまったから。
色々な理由が浮かびますが、
果てさてどうしたものか。
元々人間が卑しく出来ていますので
過酷な肉体改造を施して10代の頃に戻そうという発想よりも、
自転車が悪いんだ!という所に落ち着きます。
肉体改造よりも魔改造!
徒手空拳、五里夢中の中で調べていくと、
ネットの世界にも自転車の情報があれこれ。
時代は昨今の自転車ブームの少し前。
なるほど、買った自転車はミニベロ・小径車の折りたたみ。
(というのも今考えればはばかられるモノですが・・・)
タイヤが小さい分、漕ぎは軽いが一漕ぎの進む距離は短いわけだ。
では、どうする?
まず思いついたのが、ペダル側の歯車
チェーンリングを大きなものにすること。
タイヤを大きくする訳にはいかないから、
一回の漕ぎでたくさんタイヤを回せるようにすればイイ。
という発想です。
で、調べてみると買った自転車についていたものは
いわゆるママチャリタイプの小さめのもの。
そりゃあ、漕いでも漕いでも進まないわな。
というわけで、
大き目のチェーンリングを探すわけですが
このチェーンリングというもの、
それ自体の大きさが色々あるだけでなく、
なにやらペダルを回すクランクによって
装着できるもの、できないもの、形が色々とあるようです。
だったらクランクごと
チェーンリングの大きなものに変えればいいや、
と大雑把に物色。
ひとまず中古の安めのものを入手します。
10代の頃、
ヤフオクもなにもまだない時代でしたので
そもそも自転車の部品交換、改造なんてことは
自転車屋さんでおそるおそる尋ねる位しか
情報も物資もない時代でした。
それも、自転車屋と一言で言っても、
進んでカスタムを受けてくれる所と
完成車販売メインでストックのアフターパーツ交換をしてくれる所、
大きく2種類の形態のお店があることなんて知るはずもなく、
それは時代もさることながら、
その頃に住んでいた地域や
そこらへんの趣味の人が周りにいなかったことも
大きな要因だったりします。
しかし、その時は空前の自転車ブーム直前。
すでにネットをあちらこちら探し回ると、
欲しかった情報、目からウロコのカスタム情報、
あれやこれやと探すことができます。
まあ、実際は当時、ほとんどちんぷんかんぷんでしたが・・・。
で、なんやかんやとチェーンリングの交換。
それなりに悪戦苦闘しながらもなんとか完了。
で、実走行となるわけですが・・・。
つづく。
前回、趣味についてちょこっと書きましたが、
例えば僕の趣味のひとつに自転車。
元々2輪の不安定な乗り物は大好きなのですが、
10代半ばあたりから
ガゼン、エンジンのついた2輪に
興味のウエイトは移っていたものの、
30代に入ったあたりから
エンジンのついていない2輪に
再び熱を上げていったわけです。
と、いうのも、
20代後半の頃に、
ある日突然自転車に乗ろう!と思い立ち
安めの折りたたみ自転車を購入しました。
ほとんど10年近く自転車乗りとしてはブランクがあり、
巷には1〜2万円で買える自転車がごろごろ。
へえ〜
安くなったねえ〜
なんて、その時はあまり深くは考えず、
デフレですかねえ。
なんてな感じでした。
が、乗ってみてすぐに、真逆の方向で驚くことになります。
と、いうのも、
漕いでも漕いでも進まない・・・。
記憶の中の疾走感。
どれだけ漕いでも味わう事ができないのです。
体力の衰え。
記憶の美化。
バイクのエンジンの加速感を知ってしまったから。
色々な理由が浮かびますが、
果てさてどうしたものか。
元々人間が卑しく出来ていますので
過酷な肉体改造を施して10代の頃に戻そうという発想よりも、
自転車が悪いんだ!という所に落ち着きます。
肉体改造よりも魔改造!
徒手空拳、五里夢中の中で調べていくと、
ネットの世界にも自転車の情報があれこれ。
時代は昨今の自転車ブームの少し前。
なるほど、買った自転車はミニベロ・小径車の折りたたみ。
(というのも今考えればはばかられるモノですが・・・)
タイヤが小さい分、漕ぎは軽いが一漕ぎの進む距離は短いわけだ。
では、どうする?
まず思いついたのが、ペダル側の歯車
チェーンリングを大きなものにすること。
タイヤを大きくする訳にはいかないから、
一回の漕ぎでたくさんタイヤを回せるようにすればイイ。
という発想です。
で、調べてみると買った自転車についていたものは
いわゆるママチャリタイプの小さめのもの。
そりゃあ、漕いでも漕いでも進まないわな。
というわけで、
大き目のチェーンリングを探すわけですが
このチェーンリングというもの、
それ自体の大きさが色々あるだけでなく、
なにやらペダルを回すクランクによって
装着できるもの、できないもの、形が色々とあるようです。
だったらクランクごと
チェーンリングの大きなものに変えればいいや、
と大雑把に物色。
ひとまず中古の安めのものを入手します。
10代の頃、
ヤフオクもなにもまだない時代でしたので
そもそも自転車の部品交換、改造なんてことは
自転車屋さんでおそるおそる尋ねる位しか
情報も物資もない時代でした。
それも、自転車屋と一言で言っても、
進んでカスタムを受けてくれる所と
完成車販売メインでストックのアフターパーツ交換をしてくれる所、
大きく2種類の形態のお店があることなんて知るはずもなく、
それは時代もさることながら、
その頃に住んでいた地域や
そこらへんの趣味の人が周りにいなかったことも
大きな要因だったりします。
しかし、その時は空前の自転車ブーム直前。
すでにネットをあちらこちら探し回ると、
欲しかった情報、目からウロコのカスタム情報、
あれやこれやと探すことができます。
まあ、実際は当時、ほとんどちんぷんかんぷんでしたが・・・。
で、なんやかんやとチェーンリングの交換。
それなりに悪戦苦闘しながらもなんとか完了。
で、実走行となるわけですが・・・。
つづく。
時々、訊かれてコトバに困る瞬間があります。
まあ、だいたいは初対面の人だったりするのですが、
お仕事的な関係で、何度か顔を合わせた人だったりもします。
趣味はなんですか?
そういったことを訊かれると、
いつも決まって、ほんの一瞬返すコトバに詰まります。
まあ、お見合いの席ではないので、軽く答えればよいものも、
アタマに浮かんだものをいざコトバにしようとする瞬間、
ぐっと固まってしまいます。
読書・・・映画・・・音楽・・・自転車・・・バイク・・・
本屋巡り・・・古本屋巡り・・・古着屋巡り・・・
まあ、どれもありきたりっちゃあ、ありきたり。
適当に2、3個挙げていくうちに、相手がひっかかってくれたら
そこから話を広げていけばよい。という
処世術・世渡り的なものも
いい加減わかってきているお年頃。
「無人島に持っていく3枚のレコード」ではないので
オノレの趣味の濃さ、深さ、センスのよさ、こだわり、
まるで自分自身の存在のすべてをかけて答えるほどのものでも
ないのは重々わかっているものの、
どうしても身構えてしまうのでしょうか。
まあ、自意識過剰がはなはだしいのは
10代の頃からいやというほどわかっております。
しかし、
うかつに「映画が好きですね〜」なんて答えて、
それに相手がのってきたはいいものの、
「映画はハリウッドアクションしか観ないです!」とか
今後もまあ、観る事がないであろうタイトルを
いくつも並べられたりした日にゃあ、
うっすらとした知識をフル動員で相槌打つのに必死になってしまうわけで、
特にそれがお仕事関係だったりすると
必要以上に気をつかうハメになったりもするわけです。
かといって、
マンガだロックだといったことをおおよそでも
説明しようとすると、
デリカシーのない方々はかなりの確率でおっしゃるわけです。
オタク、と・・・。
まあ、いわゆる一般の方々は
おそらくはあまり悪意もなく、
オタクというコトバを使われるのでしょうが、
しかしレッテルを貼られる方としては
揶揄的、差別的なニュアンスをどうしても感じてしまうものです。
まあ、
自分の興味のない分野、知識のない分野のことに関しては、
「○○オタク」と相手にレッテルを貼ってしまえば
それ以上、そこに足を踏み入れないから!
それ以上、話を広げないで!
とバリアーを貼ることができるわけですから
便利っちゃあ、便利なコトバです。
例えばホームページ製作というお仕事をやっていると、
それだけで「パソコンオタク」という
称号を賜ることも、時々あるわけです。
その場では、アハハなんて感じで済ませる事ですが、
しかし、ひるがえって考えてみるに、
果たして自分は「パソコンオタク」なのだろうか?
という問いには、
どうもNO!となってくるのです。
ホームページを製作する都合上、
必要なパソコンの知識であったり、
インターネットの流れであったり、
ソフトやデジカメの知識、といったものは勉強するわけです。
が、基本はあくまでも製作という仕事の上でのこと。
ワタクシの独断と偏見による「オタク」観からすると、
それは恐れ多いこと、となってしまいます。
なんてなことをつらつら考えていたりすると、
要するに「趣味」とは、
いわゆる仕事のように金銭的な対価・見返りがないもの、
お金がもらえないのに時間や労力なんかを費やしてしまうもの。
なのかな、と。
そういった点から考えると、
ワタクシのホームページ製作というお仕事、
労働時間に対しての対価、という意味では
はっきりとビジネスと胸をはれるようなものではなく、
実はかなり趣味性の濃いものかもしれません。
もっと経済効率のよい仕事のやり方を考えねば・・・
と思いつつも、
だったらこんな仕事してないよなあ・・・
とも思ってしまう今日この頃なのでした。
では、また。
まあ、だいたいは初対面の人だったりするのですが、
お仕事的な関係で、何度か顔を合わせた人だったりもします。
趣味はなんですか?
そういったことを訊かれると、
いつも決まって、ほんの一瞬返すコトバに詰まります。
まあ、お見合いの席ではないので、軽く答えればよいものも、
アタマに浮かんだものをいざコトバにしようとする瞬間、
ぐっと固まってしまいます。
読書・・・映画・・・音楽・・・自転車・・・バイク・・・
本屋巡り・・・古本屋巡り・・・古着屋巡り・・・
まあ、どれもありきたりっちゃあ、ありきたり。
適当に2、3個挙げていくうちに、相手がひっかかってくれたら
そこから話を広げていけばよい。という
処世術・世渡り的なものも
いい加減わかってきているお年頃。
「無人島に持っていく3枚のレコード」ではないので
オノレの趣味の濃さ、深さ、センスのよさ、こだわり、
まるで自分自身の存在のすべてをかけて答えるほどのものでも
ないのは重々わかっているものの、
どうしても身構えてしまうのでしょうか。
まあ、自意識過剰がはなはだしいのは
10代の頃からいやというほどわかっております。
しかし、
うかつに「映画が好きですね〜」なんて答えて、
それに相手がのってきたはいいものの、
「映画はハリウッドアクションしか観ないです!」とか
今後もまあ、観る事がないであろうタイトルを
いくつも並べられたりした日にゃあ、
うっすらとした知識をフル動員で相槌打つのに必死になってしまうわけで、
特にそれがお仕事関係だったりすると
必要以上に気をつかうハメになったりもするわけです。
かといって、
マンガだロックだといったことをおおよそでも
説明しようとすると、
デリカシーのない方々はかなりの確率でおっしゃるわけです。
オタク、と・・・。
まあ、いわゆる一般の方々は
おそらくはあまり悪意もなく、
オタクというコトバを使われるのでしょうが、
しかしレッテルを貼られる方としては
揶揄的、差別的なニュアンスをどうしても感じてしまうものです。
まあ、
自分の興味のない分野、知識のない分野のことに関しては、
「○○オタク」と相手にレッテルを貼ってしまえば
それ以上、そこに足を踏み入れないから!
それ以上、話を広げないで!
とバリアーを貼ることができるわけですから
便利っちゃあ、便利なコトバです。
例えばホームページ製作というお仕事をやっていると、
それだけで「パソコンオタク」という
称号を賜ることも、時々あるわけです。
その場では、アハハなんて感じで済ませる事ですが、
しかし、ひるがえって考えてみるに、
果たして自分は「パソコンオタク」なのだろうか?
という問いには、
どうもNO!となってくるのです。
ホームページを製作する都合上、
必要なパソコンの知識であったり、
インターネットの流れであったり、
ソフトやデジカメの知識、といったものは勉強するわけです。
が、基本はあくまでも製作という仕事の上でのこと。
ワタクシの独断と偏見による「オタク」観からすると、
それは恐れ多いこと、となってしまいます。
なんてなことをつらつら考えていたりすると、
要するに「趣味」とは、
いわゆる仕事のように金銭的な対価・見返りがないもの、
お金がもらえないのに時間や労力なんかを費やしてしまうもの。
なのかな、と。
そういった点から考えると、
ワタクシのホームページ製作というお仕事、
労働時間に対しての対価、という意味では
はっきりとビジネスと胸をはれるようなものではなく、
実はかなり趣味性の濃いものかもしれません。
もっと経済効率のよい仕事のやり方を考えねば・・・
と思いつつも、
だったらこんな仕事してないよなあ・・・
とも思ってしまう今日この頃なのでした。
では、また。